コロナ禍以降、店舗の役割がどんどん変わっていっていると感じています。最近、どこで買い物しましたか?
店舗やポップアップ、展覧会などのイベントで本当によく聞くようになったのが“体験”です。コロナ禍中にECで買うのが当たり前になったからこそ、「わざわざ店舗に来ていただくからには」感が増しています。昔から店舗はブランドを“体感”させる場所として機能してきましたが、“体感”では足りない。“体験”が必要。特にラグジュアリーはその傾向が顕著です。
広告やマーケティングのデジタル化も、この流れを後押ししていそうです。かつては雑誌というフィジカルなメディアで、どこの面に何ページ出すかでブランドパワーがすごく分かりやすく表現されていましたが、今はかなりの割合でスマホ画面経由ですよね。大変コンパクトです。
“イマーシブ”“没入感”という言葉もよく聞くようになりましたが、デジタルで実現するにはまだ環境が伴っていないように思います。やはり今のところ「リアルが一番」。
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