ファッション

「ティファニー」がケンドリック・ラマーと“いばらの冠”を製作 ダイヤ8000石で総カラット137超

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はこのほど、アーティストのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)とコラボレーションした“クラウン・オブ・ソーンズ(いばらの冠)”を製作した。ラマーは、イギリスの大規模野外音楽フェス「グラストンベリー・フェスティバル」のヘッドライナーとして6月26日に出演し、クラウンを着用して登場した。

 同作品はラマーと、彼と長年のコラボレーターで、pgLangの共同設立者でもあるデイヴ・フリー(Dave Free)が「ティファニー」に依頼し、ニューヨークの工房で4人の職人たちが10カ月をかけて製作した。

 “クラウン・オブ・ソーンズ”の重さは約200gで、チタン素材で14個の鋳造部品を一つのピースに組み立てた。ダイヤモンドは8000石以上、総カラットは137を越え、バラをイメージしたトゲは計50本にもおよぶ。

 同作品は「ティファニー」を代表するデザイナーの一人であるジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)が、入社前の1947年に製作した“いばら”ブローチからインスピレーションを得ている。“クラウン・オブ・ソーンズ”は宗教的図像の象徴として広く認識され、芸術面での優れた能力、謙虚さ、忍耐力を表す隠喩になっているという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。