ファッション

国内ユニクロ2月度は14.0%減 無印、アダストリア、ユナイテッドアローズも前年割れ

 専門店チェーン、セレクトショップの2022年2月度売上高(既存店ベース)は、引き続き「まん延防止等重点措置」による客数減や、低気温で春物の動きが鈍かったことが影響し、各社苦戦ムードが色濃い。

 ユニクロの国内既存店+ECの売上高は前年同月比14.0%減。7カ月連続の前年割れと苦戦が続いており、22年8月期国内ユニクロの業績予想(減収減益)通りの推移となっている。「低気温で春物の動き出しが遅れた。一方で、冬物はサイズ欠けなどで動きが鈍かった」と広報担当者。2月は折り込みチラシを一部中止し、SNSを含むデジタル広告に切り替えて効果を測るといったテストも行ったが、「(折り込みチラシをやめることなく)もっと積極的にマーケティングを行うべきだった」。

 他方、「ファッションセンターしまむら」は同5.1%増(1月21日〜2月20日で集計)と引き続き気を吐いている。春物の動きは鈍いものの、「肌着や靴下、寝具など実用商品の冬物が売れた。チラシで打ち出した美容雑貨も好評だった」(発表資料)という。好調を受け、22年2月期の同業態の既存店売上高は前期比7.1%増で着地した。

 「無印良品」は同9.4%減。ただし、衣服・雑貨だけで見ると同14.5%減と全体の足を引っ張っている。衣服・雑貨は、「感染再拡大による客数減と、低気温による春物の動きの鈍さ」(広報担当者)が不調要因。

 アダストリアは同4.1%減だったが、「春物の中でもオケージョン対応の商品は比較的売れている。昨春オケージョン対応商品に動きが見られたため、今春は各ブランドで品ぞろえを強化したことが奏功した」と広報担当者。

 ユナイテッドアローズは同0.1%減。秋冬物の調達を抑制していたことで、セール売り上げが前年割れとなった。春物の売り上げは前年実績を超えたが、セール分の落ち込みをカバーするまでには至らず。春物は「オケージョンニーズは強かったものの、全般では低気温により想定以下の動きだった」(広報担当者)という。

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