ビューティ

サステナビリティを発信する上で違和感に気づけるか【今週のビューティ展望】

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は消費者にとって身近になり始めたサステナビリティと企業のあり方の話。

【賢者が選んだ注目ニュース】
「シロ」外箱なし製品を直営全店舗で導入
Bコープ認証を得たビューティ企業が連合を結成

 サステナビリティやESGについて、生活の中で身を持って感じることは少なかったが、2020年のレジ袋有料化をきっかけに身近になったように思う。当時はレジ袋を有料化してもプラスチックや二酸化炭素削減にはつながらないという反論があったものの、消費者が自らの生活の中でサステナビリティについて考え、体感できた変化だった。レジ袋をもらうのではなくエコバッグを持ち歩く習慣ができ、必要のないプラスチックを減らそうという意識を持つようになった人も多いのではないだろうか。最初の数カ月は意識的だったが、ごく自然に「無駄を減らそう」「なくても良いものをもらうのはやめよう」という意識が定着した。

消費者の意識の変化に 企業はどう対応するのか

 「シロ」の外箱廃止もこの流れの中で読むと、自然と受け入れられる。レジ袋有料化以前であれば、おもてなしのようなお客さまへの姿勢と捉えられてなかなかトライできなかったかもしれないが、外箱がなくても製品そのものに何ら問題はないのだ。むしろ消費者の意識が変化した今では、企業・ブランドとして「ゴミを減らそうとしてる」「資源を大切にしている」というプラスのイメージを大きく打ち出すことにもつながる。

 原材料や容器だけでなくこういった取り組みも含めて、「自分が購入している化粧品がエシカルなものだ」という価値観がいよいよ浸透したのではないだろうか。今後はサステナブルな取り組みをしていないブランドは購入しないというマイナスのイメージを与えることになってしまうだろう。確実に高まっている消費者の意識に企業は対応しなければならない。企業は消費者との接点として、サステナビリティやESGをどのように打ち出していくかが鍵となるだろう。

この続きを読むには…
残り1098⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

テーラード一強に変化 2023年春夏のメンズトレンドを徹底分析

「WWDJAPAN」8月8・15日合併号は、2023年春夏メンズ・コレクション第2弾として、パリやミラノなどのコレクション取材から見出したトレンドを一挙紹介します。今シーズンはメンズの一大トレンドだったテーラードの勢いが分散され、変化の兆しが見えました。

詳細/購入はこちら