
「シロ(SHIRO)」は12月9日、韓国ソウル特別市松坡(ソンパ)区の ロッテワールドモール(LOTTE WORLD MALL)1階にオープンする。同ブランドの韓国店舗は今年4月にオープンした聖水(ソンス)の旗艦店に続き2店目。店舗面積は13.11平方メートルで、スキンケア、メイクアップ、フレグランスアイテムを取り扱う。
端材や廃材を活用したこだわりの内装
店舗設計を手掛けたのは札幌ステラプレイス店や2024年にオープンした北海道長沼町の一棟貸し宿泊施設のメゾンシロ(MAISON SHIRO)、東京オフィスなどを担当したDRAWERSの小倉寛之氏。ブランドの方針である「今あるものを活かす店づくり」を踏襲し、内装や什器には鉄鋼工場地帯の文来洞(ムンレドン)にある鉄工所で使われずに置かれていた筒状の鋼材や、韓国の伝統的な木造建築である韓屋(ハノク)を解体する際に出た古材を使用した。奥行きの少ない店舗空間を最大限に有効活用する方法として「建築躯体をあえて見せる」デザインを行い、金属の風合いを活かしたミニマルな空間に、ハノクの古材を使用した平台什器を配置するなどし、ブランドの世界観やコンセプトを伝えている。