ビューティ

SDGsだけじゃない、ブランドの「サステナビリティ」を考える【今週のビューティ展望】

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 ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートするビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週はメイクアップアーティストと情報サイトが手掛ける新製品について。(この記事はWWDジャパン2021年3月8日号からの抜粋です)

今週の識者
弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

 ニューヨークを拠点に活動するビューティクリエイター、吉川康雄氏が起業し手掛ける新しいメイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」が4月1日に誕生する。ヘア&メイクアップアーティストとして幅広いキャリアをもつ吉川氏は、2020年末までカネボウ化粧品が展開していた「キッカ」で10年間、ブランドクリエイターを務めた。「キッカ(CHICCA)」は百貨店で販売し、ほかの百貨店ブランドと同様、シーズンごとに新色・限定色、クリスマスコフレなど、マーケティングプランに基づいたスケジュールで商品を発売していた。プロモーションも含めれば毎月何かしら「新しいもの」を求められるチャネルで、1人のクリエイターが10年もの間、ブランドを守り続けたのはまれな例だ。

 「アンミックス」では、シーズンごとのコレクションカラーを発表せず「本当に必要なものや自分に合ったもの、好きなものをいつでも安心して使えるプロダクトをそろえていく」という。吉川氏の言葉は、マーケティングプランに追われるように新製品・限定品を発売し「完売」をあおる今のビューティ業界のサイクルに、大きな警鐘を鳴らすものだ。

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