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伊勢丹新宿のメイクの祭典、今年はバーチャルストアを導入 吉川康雄の新ブランドも初登場

 伊勢丹新宿本店は3月10〜15日、本館6階催事場でメイクの祭典「イセタン メイクアップ パーティ」を開催する。5回目の開催となる今年は「cross the border」をテーマに全35ブランドが参加する。初めてバーチャルストアをオープンするほか、限定品や先行販売品、吉川康雄・前「キッカ(CHICCA)」ブランドクリエイターの新ブランド「アンミックス(UNMIX)」が初登場する。

 今年は新型コロナウイルスの影響で入場制限を行うほか、化粧品売り場同様に美容部員によるタッチアップやメイクアップショーを中止。その代わり、自社コスメEC「ミーコ(meeco)」と連動してデジタルコンテンツを強化する。これまでもデジタルとの連携は行ってきたが、今年は初めてバーチャルストアを導入し、実際の会場を再現して全国どこからでも参加可能にする。バーチャルストアは昨年4月から開発してきたもので、開発は外部の製作会社と協業しながらリアルな体験にこだわったという。ユーザーはアバターを通して会場をバーチャルで回れるようになっており、限定品や一押し製品をチェックしたり、「ミーコ」に飛んで製品を購入したりすることも可能だ。また、実際の催事場には参加していない一部のブランドもバーチャルストアに登場する。丸山透・三越伊勢丹ホールディングスチーフオフィサー室開発事業推進部スタッフは「リサーチのために数々のバーチャルストアを体験し、試行錯誤を繰り返して開発した。アバターを用いることにより、実際に会場を回っているかのようなリアルな体験にこだわった」と話す。バーチャルストアに登場する美容部員は実際に店頭で働く美容部員を3Dスキャンしてアバターを製作するなど、売り場のリアルな再現にもこだわったという。

 そのほか会場には配信スタジオを設置。「M・A・C」の池田ハリス留美子シニア アーティストや「アンミックス」を立ち上げた吉川康雄などがメイクアップショーを行ったり、資生堂傘下のブランドは販売員によるオンラインカウンセリングを提供したりする。特設サイトでは20ブランドがメイクハウツー動画を公開し、「マスク着用でも崩れにくいベース作り」や「リモート会議映えメイク」など、昨今のニーズを踏まえた内容のコンテンツを用意する。入月雅子・三越伊勢丹 化粧品グループ マーチャンダイジング部 計画担当 スタッフマネージャーは「デジタルはもちろん、これまでのように自由にタッチアップができない中で製品の色味やテクスチャーを分かりやすく伝えるために、スウォッチ動画もかなりこだわって作った」とコメント。

 今年はバーチャルとリアルの融合を掲げ、公認サポーターにバーチャルモデルのimmaを起用。美容インフルエンサー約20人が参加し、会期中にライブ配信などでイベントを盛り上げる。入月マネージャーは「今年はコロナの影響でメイクアップの売り上げは正直厳しい。その一方で、限定品やイベントへの問い合わせは例年以上に多く寄せられており、メイクアップを楽しみたいというニーズは感じる。デジタルとの連携を強化しているため、これまで新宿本店に直接来場できなかった新客を取り込みたい」と期待を寄せる。

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