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「カルティエ」が中国最大手のネット通販企業アリババのラグジュアリー専門プラットフォームに出店

 「カルティエ(CARTIER)」は2月に、アリババ(ALIBABA)が運営する中国大手EC「Tモール(天猫、T MALL)」内にある完全招待制のラグジュアリー・プラットフォームの「ラグジュアリー パビリオン(LUXURY PAVILION)」に出店する。

 「(ラグジュアリー パビリオンへの出店は)移り変わりの早い中国の小売り環境において顧客とより強固な関係性をつくるために有効な手段だ」と、シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル最高経営責任者(CEO)はコメントする。

 オンライン上での旗艦店出店の動きが増える昨今、消費者の注目を集めるためにリアル店舗のオープン時さながらの仕掛けが必要になっている。「Tモール」の“スーパー・ブランド・デー”に合わせてオープンする「カルティエ」の店舗では、ダイヤモンドをあしらった“ジュスト アン クル(JUSTE UN CLOU)”ブレスレットや“ガーランド(Guirlande)”のチェーンウオレットバッグといった限定品の販売、先着288人に赤いボックスへの刻印や、赤いユニホームを来たベルボーイが直接自宅まで届けてくれるサービスを提供する。

 なお、「カルティエ」は中国で公式ECサイトを4年前から開設している。また、「カルティエ」の親会社、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)とアリババは2018年8月、戦略的パートナーシップを締結し、合弁会社を設立している。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中