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「シャネル」が他社ECに出店 アリババの「Tモール」に

 シャネル(CHANEL)は9月に、アリババ(ALIBABA)が運営する中国大手EC「Tモール(T MALL)」内に出店する。それに先立ち7月5日からプレセールを行う。

 「Tモール」では、フレグランスやスキンケア、メイクアップなどコスメを販売する。「シャネル」はすでに中国向けの自社ECサイトでビューティ・プロダクトを販売しているが、同国内において他社が運営するECサイト上で展開するのは初となる。

 シャネルが発表した2018年12月期決算によると、売上高は実質ベースで前期比10.5%増の111億1900万ドル(約1兆1800億円)で、そのうちの大きな割合を香水・ビューティ部門が占める。また、地域別に見るとアジア太平洋地域の売上高が前期比19.9%増の47億3000万ドル(約5061億円)で、ヨーロッパ(同7.8%増の42億8000万ドル(約4579億円))や南北アメリカ(同7.4%増の21億ドル(約2247億円))をしのぐ最大の市場であることからも、今回の「Tモール」への出店は当然の戦略といえる。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中