新しいテクノロジーの導入には慎重、ゆえに遅れを取りがちなイメージがある大手ファッション企業。しかし各社で今、企画やデザインといった事業の中枢領域にもAIが入り込み、一般社員の業務レベルでも生成AIの活用が着実に浸透している。余剰業務を削ぎ落としながら、人が担うべき「想像・判断・決定」へエネルギーを集中させる。そんな“人の力”を最大化するAI活用が、次の競争力の源泉になるのは間違いない。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月1日号からの抜粋です)
「軽やか&楽しさ」で
「チャットGPT」の活用を後押し
ZOZOは8月、「チャットGPT(ChatGPT)」の大企業向けプランである「チャットGPTエンタープライズ」を導入した。ZOZOは主力事業の「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」でデータ分析などにAIを積極的に活用してきたことに加え、来年には接客のためのAIエージェントの導入も検討する、まさに「ファッション業界最強のAIの遣い手」の一社。業務改善のため、どう「チャットGPT」を使いこなそうというのか。導入のキーパーソンである牧野洋平=AI・アナリティクス本部本部長に直撃した。
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