PROFILE: 齊藤舞 /「.KOM」渋谷109店 店長

高校時代、スマホを持つようになり、SNSでさまざまなファッションを目にして、ファッションの面白さに目覚めた。接客がしたくて販売のアルバイトを開始。きちんとした接客をする販売方式で、韓国などで買い付けたアイテムなどを扱うファッションが好きだったことから、「.KOM(ドットケーオーエム)」を選んだという。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月22日号からの抜粋です)
NO.1 POINT
笑顔でショップを盛り上げる
「天職だ!と思いました」と齊藤舞さん。学生時代に“マーティン”の名でYouTubeなどで活動をしていたことから、店でも“マーティン”で親しまれるように。「接客したお客さまが後日、『マーティンさん、いますか?』と来てくださったりするのが、すごくうれしくて。前回の接客を喜んでくれたんだな、もっと力をつけよう、と頑張りました」。
店長を務める渋谷店は渋谷109の7階にある。中学生から20代後半の女性客がメインだ。接客で一番気をつけているのが、笑顔。「接客されたいお客さまもいれば、そうでない方もいますし、テンションが高い方もいれば、落ち着いた方もいます。それぞれに合わせた接客をするが、どんな相手でも最初に笑顔でアプローチすれば、良い感じで返してくれ、そこから自分らしい接客を始められます。第一印象が良いと、セカンドアプローチもしやすいです。後輩にも『ファーストアプローチの笑顔、絶対大事』と伝えています」。取材や撮影の際も、自然な笑顔で、場を和ませる。
“憧れの販売員さん”“この人に相談したい”と思われるべく、小物を含めた自身のスタイリングにも日々気を配っている。さらに、客を楽しませることも心掛けている。「髪型や趣味などをフリートークで話しながら、お客さまの心の壁を壊しつつ、その方の性格に合わせて、明るい接客をしています。洋服を気に入ってもらうことはもちろんですが、お客さまが接客を受けて楽しかった!納得!大満足!と思ってもらいたいです」。
転機は2年前に店長を任されたこと。スタッフのモチベーション管理に苦戦した。「副店長時代は店長とアルバイトの橋渡し役でしたが、店長は売り上げからアルバイトのモチベーションまで管理しなくてはならず、とにかく大変でした」。
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