PROFILE: 三浦真央/「ダヴィネス」表参道ヒルズ店店長

イタリア発のヘアケアブランド「ダヴィネス(DAVINES)」は、ヘアサロン流通をメインとしつつも、店舗出店にも注力している。2019年に「ダヴィネス」表参道ヒルズ店がオープンして以来、6年間で16店舗という急成長を見せている。その立役者の一人が、入社5年目の三浦真央さんだ。年間の社内表彰において、入社1年目から売り上げ三冠(個人売り上げ、客単価、コフレの売り上げ)に輝き、その販売力を見せつけた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月22日号からの抜粋です)
NO.1 POINT
入社1年目から
売り上げ三冠
大事なポイントで“ギア”を上げる
「ヘアケアに関しては、お客さま自身も、本当に求めているものが何なのか、はっきりと分かっていないことも少なくありません。例えば『自分に合うシャンプーがほしい』と来店するお客さまには、好きな香りや仕上がりを聞くだけでなく、潜在的なニーズを汲み取るために頭皮チェックを勧めています。乾燥や赤みはないかなど、頭皮の状態を見てそれに適した製品を提案することで、『そう、それが欲しかったんです』と言ってもらえることが多いです」。
「ダヴィネス」には組み合わせて使うことでより効果を発揮する製品が多いため、顧客に“複数買い”してもらうこともポイントの1つ。複数買いを提案すると、押し売りになってしまう危険性もあるが……。「私が接客でこだわっているのは、お客さま一人ひとりの雰囲気やテンションに、できる限り自分を合わせることです。しかし、本当に組み合わせて使ってほしい製品を提案するときには、自分の中でテンションの“ギア”を1つ上げるようにしています」。
また、三浦さんのキャリアで特徴的なのが、約5年間で8店舗を経験し、うち5店舗がオープニングスタッフとしての勤務(店長を含む)だったということ。まさに“新店舗請負人”として会社から頼られている。「『ダヴィネス』は、まだそれほど知名度が高くないブランド。そのうえ新店舗となると、待っているだけでは誰もお店に入ってきてくれません。そのため“毎日がポップアップ”という心構えで、前を通るお客さまに声を掛けるようにしています」。三浦さんのモチベーション源は、「『ダヴィネス』をもっと有名にしたい」という気持ち。そのため新店舗だと、接客により気合が入るという。
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