
アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドの引き合いが高まる日本市場。海外ブランド輸入や代理販売を担うディストリビューターはどんなブランドに注目し、動き出しているのか?(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋です)
伊ブランドの“水先案内人”アマンも新顔発掘に意欲
とりわけイタリアブランドの日本への水先案内人として知られてきたアマン。近年はアフォーダブル・ラグジュアリーゾーンの取り扱いを増やしている。その背景や狙いについて、池田篤紀 常務取締役 営業本部長に聞いた。
2002年に創業した同社は、当初イタリアのファクトリーブランドを軸に業績を拡大。イタリア製への信頼と人気を背景に、数々のブランドと日本市場の橋渡しを担ってきた。シャツの「フィナモレ(FINAMORE)」やウィメンズシューズの「ペリーコ(PELLICO)」などは代表例だ。
しかし「良いもの=イタリア製」という“信仰”の薄れが00年代半ばから見られ始め、10年代には決定的となり、単なる“良いもの”は埋もれてしまうように。近年はコロナ禍で日本市場から撤退する海外ブランドが相次いだ。
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