ビジネス
特集 令和のプレイングマネジャー 第17回 / 全18回

「Z世代は」という前に「Z世代に話を聞こう」 ファッション&ビューティごちゃ混ぜ若手座談会

有料会員限定記事

「Z世代は」という前に「Z世代に話を聞こう」 ファッション&ビューティごちゃ混ぜ若手座談会

令和のプレイングマネジャー11人に取材する中で、「Z世代への対応は?」という問いを投げかけたが、そろって「世代は関係ない」という声がかえってきた。活躍する人たちは世代で人を区切らないことが特徴なのかもしれない。では実際に“今の若手”はどう考えているのか?そこでZ世代に当たる20代の若手社員4人の座談会を実施。「マネジメントされる側」のリアルな本音を聞いてみた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)

WWD:これまで励みになったマネジメントはどんなものでしたか?

田中(ファッション・MD):任せてもらうとうれしく感じます。それが丸投げでも「これをやっといて」と投げてもらえることは信頼感があるからこそだと思います。ゴールを伝えてもらい、過程は「自分の判断に任せるよ」と渡してもらえると、上司からの信頼を感じます。

後藤(ファッション・営業):私は「一緒にやってよかった」「ありがとう」など、周囲からの言葉があると信頼されていると思えます。

榎本(ビューティ・マーケティング):ECを担当していた前の部署のときの話になりますが、チームで掲げるKPIの目標を達成するかどうかが自分の頑張り次第で決まるというタイミングがあって。そのときに「君次第だからね」と背中を押してもらい、自分がそのチームにいる価値を再認識できてうれしかった。プレッシャーとも捉えかねないですが、僕はそのプレッシャーをかけることができると思われているんだとポジティブに感じました。

西本(ビューティ・PR):マネジメントされる側としてやはり上の方から学ぶことが多いのはもちろんですが、 上司から「これは自分より西本くんの方が得意だと思うからお願い」や「これはどうやってやるの?」と逆に聞いてくれたりすることもあって。自分を理解してもらえて自分らしく働けていると感じるときがうれしいですね。

WWD:働きやすい上司や先輩の特徴は?

後藤:コミュニケーションをしっかり取ってくれる人ですね。うちの事業部はフレンドリーに接してくれる先輩が多く、年齢が離れていても話しやすい雰囲気があります。プライベートのことも自然と話せる環境が結局仕事の相談のしやすさにもつながっている気がします。

この続きを読むには…
残り4617⽂字, 画像6枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。