
令和のプレイングマネジャー11人に取材する中で、「Z世代への対応は?」という問いを投げかけたが、そろって「世代は関係ない」という声がかえってきた。活躍する人たちは世代で人を区切らないことが特徴なのかもしれない。では実際に“今の若手”はどう考えているのか?そこでZ世代に当たる20代の若手社員4人の座談会を実施。「マネジメントされる側」のリアルな本音を聞いてみた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
WWD:これまで励みになったマネジメントはどんなものでしたか?
田中(ファッション・MD):任せてもらうとうれしく感じます。それが丸投げでも「これをやっといて」と投げてもらえることは信頼感があるからこそだと思います。ゴールを伝えてもらい、過程は「自分の判断に任せるよ」と渡してもらえると、上司からの信頼を感じます。
後藤(ファッション・営業):私は「一緒にやってよかった」「ありがとう」など、周囲からの言葉があると信頼されていると思えます。
榎本(ビューティ・マーケティング):ECを担当していた前の部署のときの話になりますが、チームで掲げるKPIの目標を達成するかどうかが自分の頑張り次第で決まるというタイミングがあって。そのときに「君次第だからね」と背中を押してもらい、自分がそのチームにいる価値を再認識できてうれしかった。プレッシャーとも捉えかねないですが、僕はそのプレッシャーをかけることができると思われているんだとポジティブに感じました。
西本(ビューティ・PR):マネジメントされる側としてやはり上の方から学ぶことが多いのはもちろんですが、 上司から「これは自分より西本くんの方が得意だと思うからお願い」や「これはどうやってやるの?」と逆に聞いてくれたりすることもあって。自分を理解してもらえて自分らしく働けていると感じるときがうれしいですね。
WWD:働きやすい上司や先輩の特徴は?
後藤:コミュニケーションをしっかり取ってくれる人ですね。うちの事業部はフレンドリーに接してくれる先輩が多く、年齢が離れていても話しやすい雰囲気があります。プライベートのことも自然と話せる環境が結局仕事の相談のしやすさにもつながっている気がします。
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