PROFILE: 登美幸/PR促進部 PR制作チーム マネージャー

現場と経営層とをつなぐ需要な役割を果たすのが、中間管理職(課長クラス)だ。プレイヤーでありながら、マネジャーとしてチームメンバーを鼓舞し、成果を出す――ファッション&ビューティ企業で活躍する、そんな「令和のプレイングマネジャー」たちに、マネジメントの秘訣を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月14日号からの抜粋です)
WEGO
「ウィゴー(WEGO)」のプレストップを務める登美幸さんの、チームを引っ張る秘訣は、「自分自身が楽しんで仕事をすること」。「だって、誰も暗い人に付いていきたいなんて思わないじゃないですか。子どもが勝手に成長するように、部下も勝手に成長すると思うんです。細かいことよりも、自分が楽しく働くことが一番大事だと思っています」。登さんの言葉は直球で迷いがない。そのキャラクターが、「強烈なリーダーシップ」と評されるゆえんだ。
MY RULES
〇 自分を飾らない。常に自然体
〇 怒るときは怒る
〇 適度な距離感をキープ
「ダブル シー」で入社 悔しさもパワーに
幼少期は天真らんまんな性格で、学生時代はリーダータイプではなかったと振り返る。「中学校の部活はやる気のない卓球部で、先生の目を盗んでは友達とお菓子食べたりして(笑)。後に『小悪魔ageha』にハマって、あの格好がしたいがためにキャバクラでアルバイトしていました。とりあえずキャバ嬢の格好がしたいだけだったので、2時間くらいでさっさと帰っていましたね。やりたいと思い立ったらすぐ行動。今の仕事でも、決断力やスピード感は通じるかもしれないです」。
登さんは、大ファンだったという若槻千夏が手掛ける「ダブル シー(WC)」の店舗スタッフとしてウィゴーに入社。アルバイト時代の厳しい店長に上下関係をたたき込まれた。その後「ダブル シー」のプレスとして本社勤務へ。「当時『ダブル シー』への思い入れは強かったけれど、『ウィゴー』で働きたいという意識は正直なかったんです。ただプレスルームが隣だった関係で、いつの間にか『ウィゴー』の業務もぬるりと任されるようになって。最初はすごい反発していたんです。『いや、聞いてないし!』って。でも、あるとき園田(恭輔)社長に呼び出されて、『ウィゴーも頼むよ』と。正式に頼まれたらやるしかないと頑張れるタイプなんです(笑)」。
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