下着や水着の見本市「パリ国際ランジェリー展(SALON INTERNATIONAL DE LA LINGERIE)」が1月17〜19日、フランス・パリのポルト・ド・ベルサイユ見本市会場で開催された。同会場の最寄り駅は、業界団体「ランジェリー フランセーズ アソシエイション」が駅構内全てをジャック。10の下着ブランドのビジュアルを張り巡らし、来場者の期待を盛り上げた。
220ブランドが出展、92カ国からバイヤーやプレスが来場
同展には31カ国から220ブランドが出展し、92カ国からバイヤーやプレス関係者が来場し、その72%はフランス国外からの来場者が占める。また、同時開催されている素材・資材展「アンテルフィリエール パリ(INTERFILIER PARIS)」には22カ国から180社が出展。65カ国から関係者が来場し、うち86%はフランス国外からだ。
「パリ国際ランジェリー展」の出展社は自国フランスを筆頭にイタリア、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパ勢が多くを占めるものの、「アンテルフィリエール パリ」の出展社は、中国が38%、香港が10% 、同じくフランスが、10%、台湾が5%、同じくトルコが5%で、グレーターチャイナが半数以上を占める。会期中は、ファッションショーやトレンドセミナー、カンファレンスなど数々のプログラムが用意され、いずれも盛況だった。
ホール7に下着、ファッション、インテリアの見本市が集結
今回の新しい試みは、「パリ国際ランジェリー展」「アンテルフィリエール パリ」と同じWSNが主催するファッション関連の見本市「フーズネクスト(WHO’S NEXT)」と「ビジョルカ(BIJORHCA)」、インテリア関連の見本市「ショッペ オブジェクト パリ(SHOPPE OBJECT PARIS)」を「パリ国際ランジェリー展」が開催されているホール7の1〜3階に集結させたことだ。全見本市の出展ブランド数は1760になり、来場者パスも共通にしたことで、全見本市の来場者数合計は昨年比5%増になった。その効果もあり、「パリ国際ランジェリー展」の新規来場者は昨年に比べ30%増加。ファッションとランジェリーがボーダーレス化している今、販路を広げ、クロスセルを促進する意味でも、今回の見本市の会場構成は意義がある。
日本からは「アロマティック」「ランジェリーク」「イロハ」3社が出展
日本から出展したのは「アロマティック(AROMATIQUE)」「ランジェリーク(LANGELIQUE)」「イロハ(IROHA)」の3社。「アロマティック」は3年連続の出展で、髙木麻衣「アロマティック」ブランドディレクター兼タカギ社長は、「ブランドのプレゼンテーションだけでなく、タカギのOEM・ODM事業をアピールする場でもある」と語った。「ランジェリーク」は6年ぶりの出展。有馬智子「ランジェリーク」クリエイティブディレクターは、「日本市場に閉塞感があり円安の今、海外に商機を求めて再出展した」と話した。両ブランド共、トラフィックの多い会場入り口近くにブースを設置し、活発に商談を進めていた。デリケートゾーンケアアイテムを展開する「イロハ」は昨年に続く出展で、ボディーケアやセルフプレジャーグッズのブランドが集まるウェルネスエリアにブースを設け、欧州チームが運営した。
また、欧州ワコールも同展最大級のスペースで出展。「ワコール(WACOAL)」ブランド、同社傘下のグラマーサイズブランドとして人気の高い「エロミ(ELOMI)」「ファンタジー(FANTASY)」「フレイヤ(FREYA)」の新作を披露した。
後編では、今年見られたトレンドや注目のブランドをピックアップし、紹介する。