個性豊かなランジェリーブランドとセレクトショップが一堂に会したショッピングイベント「デザイナー ランジェリー アーケード(DESIGNER LINGERIE ARCADE)」が6月7~8日、東京・南青山で初開催された。主催は、パリや日本のファッションブランドの販売代理であるモデルインク。同社の津島忠章社長の声掛けにより、デザイナーランジェリーの「アロマティック(AROMATIQUE)」「ジェミニテイル(GEMINITALE)」「ナイスナイス モーメント(NICENICE MOMENT)」「ライムライム(LIMERIME)」「ラ・シレーヌ(LA SIRENE)」「ランジェリーク(ĽANGÉLIQUE)」の6ブランドと、「ムール」「ラ グット」「ランジェリー アンド ハー フィルム」の3つのショップが参加。いずれもD2Cブランドやショップで、単独でポップアップは開催しているものの、それらが一堂に会するショッピングイベントは初めてだ。津島社長は、「百貨店のランジェリー売り場が縮小傾向にある中で、このイベントが新たな出会い、発見の場となり、少しでも市場の活性化ができれば」とコメント。
同イベントは、参加ブランドとショップがSNSで集客。主に顧客が来場したが、買い回りがみられるなど、グループ開催によるプラスの効果が見られた。6日夜にはオープニングパーティーを開催。ストリートフォトグラファーのシトウレイの司会によるトークセッションが行われ、デザイナーやディレクターらが、ランジェリーが日々の気分にもたらす効果や業界で挑戦したいことなどについて語り合った。
さまざまなデザイナーランジェリーとの出合いの場を提供
同イベントは、ランジェリーが持つ価値を単なる“身につけるもの”ではなく“感じるもの”と捉え、ランジェリーの価値観そのものをまとうことを提案するのを目的として開催された。国内外のファッションブランドを取り扱うモデルインクのネットワークを活用することで、ファッション業界人をはじめ、ファッション好きを取り込むきっかけを作ることに成功。また、参加ブランド・ショップ間では、横のつながりも生まれた。
モデルインクの萩本佳弥ランジェリーディビジョンアシスタントは、ランジェリー アンド ハー フィルム」のバイヤーも兼任しており、「今回のイベントを通して、より多くの人にデザイナーランジェリーの存在を知って欲しいし、ランジェリーにも洋服同様、選ぶ楽しさがあることを伝えていきたい」と語った。参加者からは、「われわれ、お客さま両方にとって、出会いの場になり、お客さまの声を直接聞くことができる貴重な機会だった」という声や、「個性溢れるブランドがそろうイベントで、選択肢が広がり来場者の満足度も高かった」というコメントが寄せられた。
次回はブランド数を増やし、11月に開催を予定している。「デザイナー ランジェリー アーケード」のインスタグラムも立ち上げ、ツールとして活用していくという。