ビジネス

「キャス キッドソン」日本法人が破産 新型コロナが打撃に

 英ブランド「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」の日本法人キャスキッドソンジャパン(東京、ジェニー・ユウコ・ワカナ社長)は22日、東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は債権者約400人に対して約60億円。新型コロナウイルスの影響で事業の見通しが立たなくなり、今回の措置に至った。

 同ブランドの日本事業は2010年までユナイテッドアローズが手掛け、11年からはサンエー・インターナショナルが引き継いだ。しかしサンエー・インターナショナルは親会社であるTSIホールディングスの不採算事業の見直しによって同事業から15年8月に撤退。以降は英国キャス キッドソン本社が全額出資するキャスキッドソンジャパンが事業を継承していた。

 「キャス キッドソン」は花柄プリントのファッションアイテムやホームファニチャーで知られるライフスタイルブランド。日本では百貨店やショッピングセンターで44店舗を運営していたほか、ECでも販売されていた。

新型コロナウイルスの最新記事はこちらから

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。