ファッション

三栄コーポレーショングループが初の合同展示会 “くらしに、良いもの”を扱う総合力を可視化

三栄コーポレーショングループは、初のグループ合同展示会「わたしと、くらしと、良いもの展」を11月11〜13日にグレイドパーク恵比寿で開催した。2026年に迎える創業80周年に向けた取り組みの一環。服飾セグメントのアイテムを一堂にそろえ、百貨店や専門店、卸先、メディア関係者を招いて、グループとしての強みや魅力をアピールした。

目玉は新規取り扱いブランドの「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」と「ヘデグレン(HEDGREN)」だ。

英国のライフスタイルブランド「キャス キッドソン」はサブライセンス展開。百貨店のハンドバッグ売り場や専門店に向けて、ブランドが得意とするフラワーモチーフのプリント生地を使ったバッグやポーチなどをそろえる。華やかさがありながらも、少し落ち着いたテイストに仕上げた。パッカブルなリュックなど、軽く、機能性が高いのも特徴だ。10月2日から京王百貨店新宿店で販売しており、ポップアップを含めて順次販路を増やしていく。

「ヘデグレン」は、1993年にベルギー・アントワープで誕生したバッグブランド。はっ水加工や高耐久素材の使用のほか、ポケットなども多く備えながら、軽く、カジュアルで、どんなシーンにも対応する。三栄コーポレーション100%子会社のL&Sコーポレーションが輸入販売し、来春から全国で展開予定だ。

2024年春にデビューした三栄コーポレーションのオリジナルブランド「ユーエフ(UF)」は、同社のサステナブル/エシカル プロジェクト「OUR EARTH PROJECT」の知見をもとに、高いモノ作りの技術を結集。機能を兼ね備えたデザインと環境に配慮した素材使いで、「2024年グッドデザイン アワード ベスト100」を受賞している。バッグに始まり、折りたたみ傘やキャリーケースなど、ライフスタイルブランドとして、今後アイテムを増やす計画だ。

他にも、L&Sコーポレーションが輸入販売する「キプリング(KIPLING)」や、同じく三栄コーポレーショングループ傘下のベネクシーが展開する米国発シューズ「オーソフィート(ORTHOFEET)」、オリジナルフットウエアブランド「ベネクシー(BENEXY)」の最新コレクションなども展示した。

三栄コーポレーションは、1946年に雑貨の輸出商社として大阪で創業。現在、アジアを中心に海外に17拠点を構え、輸入のOEM事業を主力としている。ライフスタイル全般に対して“商社の目利き”とモノ作りにおけるグローバルネットワークが強みで、今回展示会を行った服飾雑貨だけでなく、家具や家庭用品、家電などでもOEM事業とブランド事業を行ってきた。

ミッションは「くらしに、良いものを。」。創業80周年を機に、ライフスタイルを幅広くカバーするグループの総合力をアピールしていく方針だ。

問い合わせ先
三栄コーポレーション
03-3847-3521