ミルボンは2026年12月期の通期業績予想を上方修正した。1〜6月期(第2四半期)の業績が計画を上回ったことを主要因とし、売上高は556億円(修正前548億円)、営業利益は65億5000万円(同63億円)、純利益は46億円(同43億円)を見込む。
26年1〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比8.3%増の268億円、営業利益が同72.7%増の33億円、純利益が同476.5%増の24億円と増収増益だった。海外事業が大きく伸長し、売上高と営業利益ともに計画を上回った。
国内売上高は同2.8%増の189億円だった。主力のヘアケア用剤が同4.4%増と堅調に推移。2月に立ち上げた新ヘアケアブランド「スワエ(SUWAE)」、3月に立ち上げた新スタイリング剤ブランド「ニゼル」が好調だったほか、「オージュア(AUJUA)」は国内販売高が同2.5%増となった。染毛剤では、新ブランド「プレトワ(PRETOWA)」の発売延期でファッションカラーが苦戦した一方、「ヴィラロドラ カラー(VILLA LODOLA COLOR)」を中心にグレイカラーが好調だった。
海外売上高は同24.7%増(現地通貨ベースでは同16.7%増)の78億円と大きく伸長した。特に米国は同45.0%増と海外全体をけん引した。主力の「グローバルミルボン(GLOBAL MILBON)」の上期販売高は同18.6%増の43億5200万円。米国で約43%増、EUで約47%増と高い伸びを示した。
韓国の売上高も同15.5%増(現地通貨ベースでは同12.1%増)と好調だった。カテゴリー別では、ヘアケア用剤が現地通貨ベースで同18.9%増、染毛剤が同12.0%増、パーマ用剤が同13.2%増と、いずれも2桁成長した。
利益面では、増収による粗利益の増加に加え、前年に発生した化粧品の商品評価損の減少による売上総利益率の改善が寄与した。
今後は、国内の安定成長と海外での規模拡大・収益化を両輪に成長を図る。国内ではヘアケアの安定成長を維持しながら染毛剤の高付加価値化を推進。海外では米国、韓国、中国、EUを重点地域として事業拡大を進める。
下期は特に、9月10日に発売する「プレトワ」に期待を寄せる。発売延期により26年の売上目標は当初の10億円から7億円に修正したものの、先行販売では代理店や美容室から高い評価を得ているという。「プレトワ」では、繰り返すほど髪が傷むという従来のヘアカラーのイメージに対し、「使えば使うほど髪がきれいになる」という価値を打ち出す。坂下秀憲社長は「単なる新商品ではなく、新しい時代をつくる商品」と強調し、「美容師とお客さまの間でヘアカラーの会話が変わるはず」と自信を示した。