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「エムエム6 メゾン マルジェラ」が初めてミラノコレに参戦 フワフワしたパッド入りの生地であらゆるものを再解釈

 「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA/以下、エムエム6)」は2月20日、ミラノで2019-20年秋冬のプレゼンテーションを行った。これまでニューヨークやロンドンでショーやプレゼンテーションを開催してきた同ブランドがミラノでコレクションを発表するのは、これが初めて。スピガ通りにある「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のショップを会場に、床から壁、什器、シャンデリアに至るまで全てをパッディング(中綿)入りの真っ白な素材で覆い、フワフワした感触の幻想的な空間を作り上げた。そこに登場したのは全員、ミラノでのストリートキャスティングで見つけたシニアモデル。黙ってポーズをとるモデルだけでなく、会場に流れるテクノミュージックに合わせて踊るモデルや談笑するモデルもいて、自由でリラックスした雰囲気が漂う。

 コレクションのキーワードは、ホワイト、パデッド(パッド入り)、パフドアップ(膨らませる)、ソフト。コットンやナイロン、サテンなどのファブリックに厚みを待たせることでシルエットに変化をもたらし、「メゾン マルジェラ」と「エムエム6」のアーカイブを再解釈したアイテムがそろう。Tシャツやフーディ、ニットカーディガン、スーツ、シャツ、プリーツスカートといった見慣れたアイテムも、パッドが入ることで印象が大きく変わるのが面白い。そのこだわりはボタンや装飾にまで取り入れられ、アイコニックな“ブラウス ブランシュ(白衣)”も今回はパデッドで提案する。

 さらに、ミラノではプレゼンテーション当日に、同コレクションのコンセプトを反映した象徴的なパデッドアイテムを“シー・ナウ・バイ・ナウ”カプセルコレクションとして発売した。ラインアップは、スカーフ、Tシャツ、“ジャパニーズ”バッグ、“6”ウォレット、ドッグキーリングの5型。日本では3月中旬から直営店などで販売予定。3月25日からはECサイト「エッセンス(SSENSE)」でも取り扱う。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。