ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第149回

「推し活」の知らない世界

有料会員限定記事

「推し活」の知らない世界

アイドルグループの嵐が5月31日、26年半にわたる活動に幕を下ろしました。各メディアがその有終の美を大きく報じていましたが、改めて感じたのは、彼らがいかに長い間、多くの人を魅了し続けてきたかということです。特に印象的だったのは、ラスト公演が行われた東京ドーム周辺のホテルで見られた光景です。ファンが客室の窓にボードやデジタルサイネージを設置し、嵐へのメッセージを表現する「窓アート」をしていて、ファンダムの強さを感じました。

私自身にはいわゆる「推し」がいた経験がなく、こうした熱気に触れるたびに驚かされます。そもそも「推し」という言葉や概念の起源には諸説ありますが、一般的に広く浸透するきっかけの一つとなったのが、2011年に「推しメン」が新語・流行語大賞にノミネートされたこと。その後、21年に芥川賞を受賞した小説「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著)などを通じて、「推し活」という言葉も社会に定着していきました。そして今年は、ファンダム経済を舞台にした「イン・ザ・メガチャーチ」(朝井リョウ著)が本屋大賞を受賞しました。こうした作品が広く読まれること自体、「推し」をめぐる文化が社会現象として認識されている証しなのかもしれません。

この続きを読むには…
残り1099⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
キャンペーン詳細はこちら
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。