ファッション
連載 エディターズレター:VIEWS ON WWD U.S. 第60回

ブームは不安の裏返し?

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カラフルでポップな雑貨は、夏の定番です。それらのおもちゃっぽいアクセサリーを“キッズコア”と称してトレンドとして可視化するのは、なるほど!と思いました。

チャームもブームが来ていますね。日本では数年前から若い世代を中心にバッグへの“じゃら付け”が流行り、今やオトナににも浸透。ファッションとして、分かりやすく自己表現できます。

日本の場合、“推し活”の一環“ぬい活”の影響も大きいですよね。“推し”のぬいぐるみをバッグにつけることで、“常に一緒”感がありつつ、ファンであることの表明にもなっています。一種のコミュニケーションツールとして機能しています。

そこに中国発のグローバルIPとしてラブブが登場。アジアだけの人気かなと思っていたら、あっという間にファッションシーンにも登場し、話題をさらっています。

チャームは、ラグジュアリーブランドにとっては、格好のエントリーアイテムでもあります。バッグが高くて買えない層にアプローチでき、バッグを買える層にはプラスワンを提案できるという、まさに一石二鳥アイテム。「フェンディ(FENDI)」はこんな感じ。ちょっとノスタルジックです。

こうした状況をまるっとまとめて“キッズコア”。結構幅広くカバーしそうなので、使い勝手がいい言葉かもしれません。検索してもまだあまり出てきません。これから流行るでしょうか?

冒頭の記事では、“キッズコア”アクセサリーの人気を、不安定な社会からの逃避や一時的な解放として分析しています。そうなると、夏だけのトレンドではなくなりそうですね。

「私たちは懐かしさを感じるアイテムにポジティブな感情や社会的つながりを感じている」――そういう意味ではニュートロやY2Kトレンドが長く続いているのも納得です。いろいろな要素が詰まっている“キッズコア”、注目です。

VIEWS ON WWD US:「WWDJAPAN」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙です。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。そんな米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説します。

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