バッグを底から支えるように持つ“抱え持ち”が、再び注目を集めています。何度目かのリバイバルとなりますが、2026年春夏の新傾向は、大ぶりの“でかバッグ”を抱え持ちする点にあります。手がふさがる不便さはあるものの、シーンに応じて持ち手(ハンドル)と使い分ければ、バッグの表情は一層豊かになります。ビッグサイズを生かしたスタイリングの選択肢が広がるのも魅力です。
例えば、「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は、小旅行にも出掛けられそうな横長バッグを披露しました。コンパクトなスリーブレスジャケットで引き締めたボディーラインを、両方の持ち手に手を通して抱えたビッグバッグが引き立てています。
ペットボトルや日傘、ミニ扇風機、タオルなど、夏は何かと荷物が多くなりがちな季節。ミニバッグが流行した時期には“2個持ち”が広がりましたが、容量たっぷりの“でかバッグ”を底から持ち上げるスタイルが支持を集めています。今回は、2026年春夏コレクションから、お手本ルックをピックアップしました。
服との統一感で華やかさアップ
一般的には体の横に添えるケースが多い抱え持ちですが、正面寄りに持つことでと、装い服との一体感がより強まります。同じ色や・柄のバッグをと組み合わせれば、手を抜かないトータルコーディネートを印象づ付けられます。
「フェンディ(FENDI)」は、マルチカラーので構成した編み込みジャケットを装いの主役に据えました。カラフルな彩りが春夏ルックを軽やかに弾ませています。同じ配色で編み込んのだバッグを正面寄りに抱え持ちすることで、スタイリングに統一感を演出。。編み込みパーツはが服よりも大きめに設計されておりで、異なるサイズの違いが装いに心地よいリズム感をもたらしまとわせました。
軽く一折りが生み出す
エフォートレスな表情レス
大きめのバッグを抱え持ちするつのは、かさばりがちでって面倒に感じられることもありまですが、持ち手のあたりを折りたためれば、コンパクトに小さくまとまります。無造作にに折ったようなニュアンスった見え具合が気負わない自然体のムードを寄り添えてわせくれるのも、“一折り”ならでは式の魅力よさです。
むら染め風うぐいす色と淡いオレンジ色のロングコートを提案したのは、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」。植物モチーフのビーズの刺しゅう繍をが施しされた、手仕事の技が際立つ印象的なバッグを、コートの脇に抱え持ちしました。持ち手の付け根あたりで軽く一折り。大きなバッグの場合であってでも、持ち手の付け根あたりで軽く一折りこのようにすることで、抱え持ちの雰囲気と相まって、エフォートレスな印象が生まれ備わります。
高めのポジション持ちで
バッグをムードメーカーに
バッグを携えるポジション次第で、装いのイメージは大きくが変わります。薄着になるサマールック春夏では、バッグの存在感が高まるためアップ、。装いのムードメーカーとしてなるだけに、高い位置での掛け持ちが効果的ですはぴったり。服と別のムードを宿したバッグを取り入れることで、スタイリングに奥行きが生まれのま起用が効果的です。
「ミュウミュウ(MIU MIU)」のルックは、レース仕立てのノースリーブ・ワンピースを、涼やかしげなシャーベットトーンで彩りました。大ぶりのボストンは、脇下のの高めポジションにセットし、自然と。視線を引き上げています。持ち手に腕を通して、ボディーに引き寄せ抱え込むことで、、コンパクトな持ち姿に。レースとレザーというに異素材コンビネーションが際立ち、装いのいっそうおしゃれ感をさらに高めていまが増す仕掛けです。
お仕事バッグを抱え持ちで
エレガントにアレンジ見え
ノートパソコンも持ち運べる便利なサイズ感の仕事兼用バッグは、プライベートルックとなじませにくい面がありますが、抱え持ちにすることで、ベーシックな表情が一変します。こなれ感が加わり、デイリーにも取り入れやすくなります。持ち手部分が長いバッグであっても、クラッチバッグのような見え方で、小脇に抱えられるのもこのテクニックの利点です。
真っ赤なタートルネックのニットトップスに、端正なジャケットを羽織った「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」。持ち手に腕を通し、黒のレザーバッグを小脇に抱えました。仕事用バッグでありながら、エレガントな佇まいに昇華しています。仕事終わりの会食やイベントなどにも対応できる、実用的なアレンジです。
たるませ持ちで引き出す
レザーの奥行き
くしゅっとたるませる感じで持つと、バッグにしわや折り目が生まれ、こなれた表情に映ります。“でかバッグ”ならではの魅力を生かせる小技です。レザーの質感を引き出せるのも、この持ち方の良さといえます。レザーウエアとのコンビネーションは、装いにクールな雰囲気を宿らせます。
「ボス(BOSS)」は、白のベストに白のロングコートを重ね、黒のレザーパンツを合わせました。白×黒のコントラストが際立ち、レザーパンツの風合いが装い全体の趣をより深めています。抱えた黒のレザーバッグは、軽くたるませて底からホールド。パンツとのレザーハーモニーを奏で、上質なスタイリングに仕上げました。
“でかバッグ”はサイズ感が目を引くだけに、上手に取り入れれば、スタイリングの決め手となるピースになります。肩や腕への食い込みをやわらげやすい点でも、抱え持ちは重宝します。装いのイメージやシーンの性格に応じてムードを自在に変えられるので、今年はバッグの持ち方のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。