ファッション
連載 エディターズレター:VIEWS ON WWD U.S. 第71回

モンクレールのCEO交代

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かつて「モンクレール(MONCLER)」はフランスの機能性の高い歴史あるダウンブランドでした。それがファッションブランドとして認知されるようになり、ダウン自体のファッション性を拡張する今の「モンクレール」に進化したのは、レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)CEOの手腕によるといって過言ではないでしょう。

彼が「モンクレール」を買収したのが2003年。当時、ダウンは防寒のために着るもので、オシャレアイテムではありませんでした。そんな「モンクレール」が06年に発表されたのが「モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)」。アレッサンドロ・ファッキネッティ(Alessandra Facchinetti)(懐かしい!)が手掛け、「これはイケてるのか?」と思った記憶があります。しかし、そこからジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)やトム・ブラウン(Thom Browne)とも協業。さまざまな才能とのコラボで「モンクレール」を一躍コレクションブランドにのし上げ、憧れ感と話題を創出。しかし、店頭では普段着られるデザインを豊富にそろえて、冬のオシャレにマストなアイテムとして広く受け入れられるようになりました。

「WWD」の2007年の記事によると、買収した当時の「モンクレール」の売上高は卸ベースで3500万ユーロ(約63億円)。今や売上高31億ユーロ(約5580億円、2024年12月期)で、単純計算してはいけないですが、ものすごく成長しました。ブレスト合宿をして社内文化を醸成するなど、ユニークなプロジェクトも多数。歴史あるブランドを買収して、ラグジュアリーブランドに育てた、レアなモデルケールとして見てきました。

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