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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第196回

「ラブブ」は、カルチャーの波にうまく乗っている

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「ラブブ」は、カルチャーの波にうまく乗っている

こちらの通り話題の「ラブブ(LABUBU)」、実は先日のパリコレ出張でゲットしました(笑)。日本ではまだお目にかかる機会は少ないでしょうか?それでも電車に乗っていると、中国からいらした方にカタコトの日本語で話しかけられ、お互いの「ラブブ」を見せ合うなどのコミュニケーションを楽しんでいます。

ミラノやパリ・コレクションでは、「ラブブ」を頻繁に見かけました。以前コラボしたことがあるという「プロナウンス(PRONOUNCE)」のショー会場はもちろんですが、例えば「エルメス(HERMES)」のショー会場では、上の記事にあるクリスティーナ・サンよろしく“ケリー”のバッグに「ラブブ」をチャームのようにあしらったゲストがけっこう多数。そんな光景を目にしていたら、いつの間にかポップアップの店頭に並んでいた「ラブブ」にプレ値であることは重々承知しつつ、100ユーロを支払っていたというワケです(苦笑)。今、若い世代ではチャームの“じゃら付け”が流行っていますが、「ラブブ」はこの文脈にうまく乗り、ハイファッションの世界にも浸透しています。

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