
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(山田真哉著、光文社新書)を覚えていますか。20年ほど前に出版された会計学の入門書。書名に表されるように日常の些細な疑問から読者を会計学の世界に導く手法がユニークで、シリーズ累計200万部以上を売る大ベストセラーになりました。
このポッドキャストを聞いて思い出した次第です。
詳しくはぜひ聞いてもらうとして、世の中にはなんとなく当たり前になっているけど、理由がよく分からないことはたくさんあります。たとえメディアで定期的に取り上げられる話題でも、一般の人に浸透しているとは限りません。小売業でいえば「百貨店の食品売り場はなぜ地下にあるのか」「スーパーマーケットの主要導線はなぜ野菜売り場から始まるのか」「コンビニの駐車場はなぜ前向きに停めることを推奨するのか」――。
「さおだけ屋」のようなお金の問題に寄せると、「子供服の西松屋の店内はいつ行ってもガラガラなのに、なぜ儲けを出せるのか」「喫茶店のコーヒーの料金は、飲み物代なのか場所代なのか」というテーマも定番です。
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