充実レビューが買い物を後押し 安さと商品数だけじゃない「シーイン」　連載「ミステリーショッパーが行く！」

　2012年に中国で設立されたファストファッションブランド「シーイン」を調査した。実店舗を持たないEC特化型のブランドで、毎日6000点以上の新商品が入荷。常時60万点を販売し、アイテムはほぼ2000円以下だ。Z世代を中心に米国や欧州、中東、そして日本でもシェアを広げている。（この記事はWWDジャパン2022年8月29日号からの抜粋です）

■今回の担当調査員
中村葵（31）
PROFILE：大手ファッションECモールでMDなどを経験後、現在はECブランドの立ち上げ支援を行う。国内外のECを見るのが趣味の、自称“ECオタク”。韓国好きでコロナ前は3カ月に一度は渡航していた

高瀬浩子（46）
PROFILE：百貨店でインポートブランドの販売、広報を経験後、インテリアパーツの輸入・販売代理店に勤務。出産を経験し、今は実務翻訳家として活動。買い物は、マッサージを超えた究極の癒し！と公言

^{調査日時：中村：2022年8月22日(月) iPhone11pro、MacBook／高瀬：2022年8月18日(木) iPhone6S、DELL
ILUUSTRATION：ERI KOJIMA}

【導線】

中村：買い物かごやお気に入りリスト、検索窓、カテゴリーがまとめられていて、迷わず操作できます。

高瀬：気になっていたワンピースを画像検索すると、ワンピースはもちろん、コーデに使われていたアクセサリーまで似たアイテムが出てきました。精度が高い！

【バックエンド】

高瀬：画像がたくさんあるのに切り替わりが早い。快適に回遊できます。

中村：分かります。そこが遅いと、一気に離脱したくなるんですよね。「シーイン」と検索すればもちろんトップにヒットし、SEO対策も抜かりなし。