ファッション

ユニクロが平和のためのチャリティー「ピース・フォー・オール」立ち上げ 安藤忠雄や村上春樹らが賛同

 ユニクロは平和を願うチャリティーTシャツプロジェクトとして、「ピース・フォー・オール(PEACE FOR ALL)」を立ち上げた。デザインTシャツブランド「UT」で、著名人らが手掛けたTシャツを販売。利益の全額(1枚あたりの販売金額の約20%)を、難民や女性、子どもの人道支援を行う3団体に寄付する。第1弾として6月17日に、建築家の安藤忠雄や作家の村上春樹ら5人によるTシャツを全世界で発売。プロジェクト立ち上げに合わせ、東京、ロンドン、ニューヨークでキックオフイベントを行った。

 「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の発表によると、5月に全世界の難民・国内避難民の数は1億人を突破した。われわれがアフガニスタン難民への支援を開始した2001年時点から2倍以上になっている」と、東京で開かれた記者会見に登壇した柳井康治ファーストリテイリング取締役はコメント。「出店先の国や地域に限らず、世界中の人々に貢献していくことが企業にとって必須となっている」と続ける。

 17日に発売する第1弾商品は、安藤、村上に加えて、アートディレクターの佐藤可士和、仏人モデルのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)、柳井正ファーストリテイリング会長兼社長との交流もよく知られている京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が参加する。各人1柄のTシャツをデザインしており、それぞれ1500円。東京の記者会見に登壇した安藤は、「20代のころ、ヨーロッパやアフリカ、アジアを旅して地球は1つと感じた。地球で生きていきたいし、そのためには平和が一番」と語った。

 利益の全額は、ユニクロの親会社であるファーストリテイリングから、UNHCR、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナルを通して難民や女性、子どもに寄付する。「販売した商品の利益の一部を寄付することはこれまでにもあったが、全額寄付はユニクロとして初めて」と柳井取締役。

 第1弾の5人に加え、ユニクロと縁の深い10人も現時点で賛同者に名前を連ねる。デザイナーのクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、プロテニスの国枝慎吾選手、錦織圭選手、ゴードン・リード(Gordon Reid)選手、スノーボード・スケートボードの平野歩夢選手、プロゴルフのアダム・スコット(Adam Scott)選手ら。彼らによる第2弾商品を7月中に発売すると共に、今後も世界中から個人や企業、団体の賛同者を募り、プロジェクトを続けていく考えという。賛同者はボランティアでの参加となる。

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