ファッション

ロンハーマン22年春夏ウィメンズ ブルーを軸にファッションを通じた“対話”を提案

 ロンハーマン(RON HERMAN、以下RH)の2022年ウィメンズ春夏のテーマは「ブルーとの対話」。ブルーを軸に、フレンチブルーやコバルト、インディゴ、ミントといった自然を連想させるカラーを打ち出す。篠崎茜バイヤーは「ブルーは生命の色と呼ばれる。カラーそのものだけでなく、水、空、地球といったことにまでもファッションを通じて対話をしてほしいという思いを込めた」と話す。RHは昨シーズンにサステナビリティビジョンを公表。今季もモノ作りの背景に共感するブランドを軸にセレクトし、変革を進めるRHの意思を反映した内容となった。

 今季は特にファッションのメッセージ性を意識し、「周りにポジティブな影響を与えるパワー」として打ち出した。別注アイテムやオリジナルは、チューリップやハートなど、ポジティブな雰囲気の柄を採用した。オリジナルでは、ポップなテイストが特徴のタトゥーアーティストのジーン・アンドレ(Jean Andre)を起用してTシャツを製作した。ノアの方舟やレインボーのイラストは、生物多様性やジェンダーなどのRHが目を向けるイシューがテーマになっている。「RHヴィンテージ(RH VINTAGE)」では絶滅した動植物をプリントしたTシャツを製作した。自分が生きている時代だけでなく、その時間軸を意識してほしいというメッセージが込められている。

 強化アイテムのハーフパンツやショートパンツでもポジティブな柄物を採用した。「ボトムスはロング丈が長らく続いたことから短い丈が新鮮で、普段あまり足を出さない大人でも抵抗なくはくことができる丈を意識してセレクトした」といい、レザー、カシミアやコットンのニット、リネンなど印象が異なるさまざまな素材のバリエーションで用意した。ボトムスに合わせ、カシミアなど上質な素材のハーフスリーブのカーディガンやベスト、サマーニットなどと組み合わせて提案する。

 別注アイテムでは、「デザイナーらと未来を見据えた新しいクリエーションに挑戦した」という。「オーラリー(AURALEE)」とは、残布のみを使用したストライプシャツドレス(税込5万37900円)やワイドパンツ(同3万4100円)など5型を用意した。カットソーブランド「フィルメランジェ(FIL MELANGE)」とは、春夏の植物を使ったボタニカルダイのグラデーションが鮮やかなノースリーブトップス(同9900円)を製作した。

 新規導入する注目ブランドは、2022年春夏にデビューする「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」のほか、ニューヨーク発の「マリア マクマナス(MARIA MCMANUS)」、日本初上陸でRHのみで扱う「ユヌ フェム ニューヨーク(UNE FEMME NEW YORK)」「アッターゼ(ATTERSEE)」など。いずれもRHが軸とするサステナブルなものづくりを追求するブランドだ。例えば、NYや東京のデザイナーズブランドで経験を積んだサカイカナコの「カナコ サカイ」は、日本の産地と取り組んだオリジナルテキスタイルを採用し、都会的なスタイルと快適さに焦点を当てたアイテムを提案する。デビューコレクションから手編み風のニットドレスやシアートップスなどをセレクトしたほか、夕陽でピンクがかった砂浜と幻想的な海をタイダイカラーで表現したセットアップ(同シャツ5万2800円、スカート7万400円)を別注した。

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