ファッション

ロンハーマン2021年秋冬ウィメンズ展示会 時代が変わっても愛せる名品を提案

 ロンハーマン(RON HERMAN)のウィメンズ2021年秋冬は、“Beauty of time, Beauty of life(時の美しさ、人生の美しさ)”がテーマ。時が経つごとに深まる服への愛着や奥深さ、豊かさを味わってほしいという思いを込め、天然素材や再生素材などを用いた長く愛せるアイテムを打ち出す。ここでは、秋冬の新規取り扱いブランドや注目トピックスを中心に紹介する。

 今シーズン新規導入した高橋悠介が手掛ける「CFCL」は、生産背景の透明性を追求し、環境配慮型素材を用いた“現代生活のための衣服”を提案するブランド。3Dニッティングで丸みのあるシルエットが特徴的な“ポッタリーシリーズ”から、ドレス(税込5万9400円)、トップス(同3万1900円)、スカート(同4万6200円)の3型をカラー別注した。福田円レディース商品部バイヤーは「構築的な美しさがありながら、素材は自宅で洗濯できるウォッシャブルウールと再生ポリエステルという点も魅力だ」と話す。

 福田バイヤーがその着心地に惚れ込んだという「テイクス(TAKES)」は、竹とオーガニックコットンの混紡素材を用いたユニセックスデザインのカットソー(同9000円〜)をそろえる。アイテムは土に埋めると1年以内に分解される生分解性で、竹の持つ吸水・速乾・消臭の機能性も兼ね備える。別注Tシャツ(同1万4300円)は、体のラインがきれいに見える丈感やバランスにこだわった。

 そのほか新規では、チベット出身デザイナーのテンジン・ワイルド(Tenzin Wild)と、女優で環境活動家としても活動するTAOによるアウターウエアブランド「アボード オブ スノー(ABORD OF SNOW)」も導入。ヴィーガンで環境に配慮したライフスタイルを営む彼らは、自然に抜け落ちたヤクウールとリサイクルダウンを採用し、チベットの伝統服に着想を得たデザインのダウンジャケット(同13万3000円)などを提案する。

 既存取り扱いブランドでも、“時代が変わっても着られる名品”を意識して商品をセレクトした。「マックスマーラ(MAX MARA)」のアイコンの“ラブロ”コート(同72万9300円)やフランスのアウターブランド「スプラング(SPRUNG)」のノーカラージャケット型ムートン(19万8000円)、「ザ ロウ(THE ROW)」のPコートのカラー別注(37万8400円)など、バイヤーが実際に長年愛用しているアイテムを切り口にそろえる。

 注目のトピックスとして、NYの「オーガニック バイ ジョンパトリック(ORGANIC BY JOHN PATRICK)」との新プロジェクト「ザ ビューティフル(THE BEAUTIFUL)」も立ち上げた。発売は8月28日予定。地産地消のモノ作りを目指す同プロジェクトは、デザイナーのジョン・パトリック(John Patrick)のデザインを全て日本で製造するというもの。輸送にかかるコストや環境負荷を削減し、素材は豊島のトレーサブルオーガニックコットン糸など、生産者の顔が見えるものを採用する。アイテムは定番カーディガンやTシャツなどで、柔らかな印象のカラーリングが特徴。価格帯は1万9800〜11万円。

 引き続き力を入れる店頭イベントでは、「ミヤギヒデタカ(MIYAGIHIDETAKA)」を手掛ける宮城秀貴デザイナーとコラボし、「ハロー アゲイン(HELLO AGAIN)」と題したイベントを7〜8月に千駄ヶ谷店ほか3店舗で実施する。顧客が、ブランド問わず着なくなったジーンズを持ち込み、ハンドバッグへと生まれ変わらせるというもの。同プロジェクトを担当する篠崎茜レディース商品部バイヤーは「ロンハーマンのお客さまが持っていそうなアイテムとして上がったのがジーンズだった。久しぶりに昔の自分に再会したような気分を楽しんでほしい」という。余った端材は「ミヤギヒデタカ」のほかのプロジェクトで活用する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

テーラード一強に変化 2023年春夏のメンズトレンドを徹底分析

「WWDJAPAN」8月8・15日合併号は、2023年春夏メンズ・コレクション第2弾として、パリやミラノなどのコレクション取材から見出したトレンドを一挙紹介します。今シーズンはメンズの一大トレンドだったテーラードの勢いが分散され、変化の兆しが見えました。

詳細/購入はこちら