日本ファッションウィーク(JFW)推進機構は11月12〜14日、2回目となる日本の素材総合展「東京テキスタイルスコープ(TOKYO TEXTILE SCOPE)」を東京・浜松町の東京都立産業貿易センターで実施する。日本の有力なテキスタイルメーカーを中心に281社が出展、2026-27年秋冬シーズンのテキスタイルや副資材を提案する。出展者は今回から組合・団体出展が始まったことで、前回の83社から大幅に増加する。
前回デニム産地を取り上げた「産地フォーカス」では、今回ウール産地である尾州(愛知県一宮市及び岐阜県羽鳥市の周辺)に焦点を当てる。紡績(梳毛:東和毛織、紡毛:大和紡績)から撚糸(小笠原)、準備(中伝毛織、小塚毛織)、織り(中伝毛織、国島)/編み(宮田毛織工業)、染色(永田染工)、加工・仕上げ(ソトー)までの全行程を撮影した。同プロジェクトは会場にVRゴーグルを用意し、実際の製造工程を追体験できるもの。「東京テキスタイルスコープ」だけでなく、多言語化し、「ミラノウニカ」などにも巡回する。
会期中には産地とクリエイションなどに関連したトークイベントも行い、糸編の宮浦晋哉代表や栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問らが登場する。
■TOKYO TEXTILE SCOPE
日程:11月12〜14日
時間:10:00〜18:00 *最終日は16時まで
場所:東京都立産業貿易センター 浜松町館(2〜5階)
住所:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝