ファッション

目指すは廃棄ゼロ アディダスの循環型デザイン戦略の全てをキーマンが語った

有料会員限定記事

 いま企業には“作って売ったらおしまい”の直線的なビジネスから、回収やリサイクル、土に還る生分解性素材の利用など使用済み商品を循環させる仕組みへの転換が求められている。サステナブルなデザインの理想形は、廃棄ゼロで循環する“ループ(切れ目のない輪)”をつくること。そのための技術開発が世界中で行われており、その先進企業の一つがアディダス(ADIDAS)だ。同社は全商品においてこの“ループ”を完成させるために3つのコンセプトを掲げる。①リサイクル素材の利用、②再利用できるデザイン・製造、③生物資源の利用――だ。これが本格稼働すれば、アパレルやスポーツの産業構造自体を変える可能性がある。それほどインパクトの大きい新しい考え方であり、ビジネスの仕組みだ。ループ戦略を推し進めるジェームズ・カーンズ(James Carnes)=グローバル ブランド戦略バイスプレジデントにオンラインインタビューを行った。8月31日号に収めきれなかったインタビュー全文を紹介する。

この続きを読むには…
残り4191⽂字, 画像15枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ミラノコレ総括 「プラダ」のミックス&マッチにトレンドの兆し

「WWDJAPAN」10月7日号は、2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークを総括します。今季はデザイナーらが考える「生き方」が表出したシーズンでした。個々が抱える生きづらさを出発点に、批判の目を持って疑問を呈したり、ポジティブに現実を受け止め軽やかに生きるための術を提案したりといった表現が目立ちました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。