ファッション
連載 今、デザイナーができること

連載「今、デザイナーができること」Vol.22 皆川明「着る人には暮らしの喜びを、作る人には作る喜びと日々の糧を」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、25年以上に渡り、“1シーズンで役目を終えない服”を世に送り出している「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」の皆川明デザイナーが登場。

MINA PERHONEN

皆川明

Q 不安が続く状況下で、ファッションデザイナーが人々にできることは?

ファッションの表現、製造業がどのように変わり、求める人の気持ちはどう変化していくのだろう。また私たちはどのように変わるべきか、モノを通してどんな喜びがこれからの未来に必要かということを考えている。デザイナーは、ファッションを通して着る人、使う人には日々の暮らしの時間に喜びを作ることができ、モノ作りの人たちには作る喜びと共に日々の暮らしの糧を生み出すことができる。現在は販売する機会が限られる中、売り上げは下がるが、まず社員の生活を維持しながら継続できるよう日々、模索している。この事態が収束したときに、また関わる人たちと信頼を持って進んでいけるように考えていきたい。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。