フォーカス

連載「今、デザイナーができること」Vol.18 砂川卓也「ポジティブを感染させていく」

 業界の今後についても提言新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、2018年春夏シーズンにデビューした「ミスターイット(MISTER IT.)」の砂川卓也デザイナーが、今後必要とされるクリエイションについて語る。

MISTER IT.
砂川卓也デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A.デザイナーは、ポジティブな気持ちを感染させていくことができる。今はSNSで誰でも個性を発信できるが、何かを生み出すのは誰もができることではない。だからデザイナーとして、人々が前向きな気持ちになれる物作りを続けていきたい。リモートで簡単にコミュニケーションできる今だからこそ、人と実際に会う時間の貴重さを実感している。そんな大切なときに服を通じて会話が弾んだり、笑顔になったりするクリエイションができれば僕もうれしい。今後も服を作るだけではなく、商品をどのように届けたら喜んでくれるか、大切にしてもらえるかを考えて、デザインすることを続けていきたい。ブランドを立ち上げたときから、パーソナルに向けて服を作るということをクリエイションの出発点として考えてきた。その考えは全く変わらないし、むしろこれからより必要になるはずだ。

最新号紹介

WWD JAPAN

2020年春夏、コロナ禍でも売れたものは何だった? 富裕層の高額品消費意欲は衰えず

「WWDジャパン」9月21日号は、「2020年春夏、有力店で売れたもの」特集です。WWDで毎シーズン恒例となっている有力店の商況調査ですが、コロナ禍に見舞われた今春夏は、多くの商業施設が営業を再開した6~7月の期間で消費動向や好調なブランドを調査しました。化粧品、特選、婦人服、紳士服などの9つのカテゴリー別に各店のデータをまとめています。コロナで大苦戦という声が大半を占めると思いきや、こと特選カテ…

詳細/購入はこちら