ファッション
特集 全国各地の名物セレクトショップ 第4回 / 全19回

東京からわざわざ通う客多数 創業45年超の桐生の名店【群馬・エスティーカンパニー】

有料会員限定記事

PROFILE: (写真前列左)環敏夫/エスティーカンパニー社長

(写真前列左)環敏夫/エスティーカンパニー社長
PROFILE: (たまき・としお)1949年生まれ、群馬・桐生出身。アイビーでファッションに目覚め、78年に自身の店「イソップ」を桐生にオープン。その後、DCブランドのフランチャイズ運営などを含め、高崎、前橋などに多店舗展開した時代を経て、現在はセレクトショップ「エスティーカンパニー」を桐生と高崎で運営。現在74歳の環社長を“ファッション業界のお父さん”として慕うデザイナーや業界関係者は多い

群馬/ST company

「あの店にうちのブランドを扱ってもらいたい」。そう願うデザイナーも多いのが、群馬・桐生の「エスティーカンパニー」だ。ファッション業界ではよく知られた名店で、他都市の個店セレクトショップが「運営手法を参考にしたい」と訪れるケースも多い。渋谷パルコや伊勢丹新宿本店も、「一緒にイベントがしたい」と同店にラブコールを送る。同店を率いているのは環敏夫社長。品ぞろえやモダンな内装はもちろん同店の魅力の1つだが、環社長の温かい人柄やスタッフたちの作るアットホームな雰囲気、親密な接客に惹かれて、首都圏や信越地域からも同店に通う客は多い。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です)

「洋服屋の未来を作りたい」

取材に訪れた平日午後、まさにそうした客の1人と遭遇した。クリエイティブ企業に勤める東京在住の男性で、数年前に同店を知って以来、月1回以上のペースで通いつめているという。「東京の店にも同じ商品は売っているが、ここの販売員さんは予想を超える提案をしてくれる。こんな店は他にない」と惚れ込んでいる。

この続きを読むには…
残り1149⽂字, 画像17枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。