PROFILE: 西川琢也／ファインワークス社長、西川幸子／同専務
PROFILE: （にしかわ・たくや／さちこ）共に東北地方の出身。盛岡のショップで働いていた時代に出会い、その後結婚。「ヒステリックグラマー」の札幌店を運営するために2人で北海道に移住。1996年に札幌の南３条通り沿いに「ガレージ69」「アコースティックロック」の前身となる店をオープンし、2001年に現在の場所に移転。現在、2店に加えて「ヒステリックミニオールスターズサッポロ」も運営している PHOTO：KOSUKE OTANI
北海道／GARAGE69 & Acoustic Rock
創業：1996年 店舗面積：2店とカフェ合わせて約400平方メートル
沿革：1996年6月9日午後6時9分に、前身となるショップ「シックスナイン」をオープン。2001年に現在の場所に移転し、“大人のアミューズメントストア”を掲げてファッションやインテリア、レコードなどを扱う「ガレージ69」として開業。その後、2人がサーフィンやスノーボードに魅了される中で、それらのある暮らしを「アコースティックロック」で提案し、「ガレージ69」では世界のハイモードを発信している
主な取り扱いブランド：（ガレージ69）「コム デ ギャルソン・オム プリュス（COMME DES GARCONS HOMME PLUS）」「ドリス ヴァン ノッテン」「メゾン マルジェラ」「マリーン セル」「ボーディ」「エゴンラボ」、（アコースティックロック）「アンダーカバー」「ビズビム」「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス（CHILDREN OF THE DISCORDANCE）」「グリーンクロージング」「ゲンテンスティック」「ブラインダーズ サーフボード（BLINDERS SURFBOARDS）など
大通公園近くの南3条通り沿いは、札幌のショッピングスポットとして知られるエリア。2000年代以降、再開発によって大通公園よりも北の札幌駅前の商業化が進んだが、今もこだわりの詰まった個店セレクトや古着店は、南3条通りに多い。その代表格が「ガレージ69」と「アコースティックロック」。両店共にファインワークスの西川琢也社長、幸子専務が手掛けている。（この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です）
ECでは買えない経験を伝える店
“朝練”目指して道外からもファン集合
2人が南3条通りに前身となる店を開いたのは1996年。当時は周りにまだショップが少なかったが、「（自分たちが出店して）ここが原宿みたいに盛り上がればいいなと思って」と幸子専務は振り返る。2人は道外の出身。「本州は各地に個店セレクトの老舗があるが、北海道にはそれがなかった。だからこそ、自分たちが老舗になりたいと思ってやってきた」。
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