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H&Mが感染防護具を供給へ ファスト生産のノウハウ活用 現在7割近くの店舗が休業中

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、病院および医療従事者に提供するための防護具の生産に乗り出す。現在、同社サプライチェーンで製造するための手配を急ピッチで進めている。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者はニーズの把握と支援提供を打診するためにEUとコンタクトを取り、直ちに医療従事者のための個人防護具の製造準備を開始した。広範にわたる購買関連のオペレーションや物流能力を持つ自社のサプライチェーン機能を活用して、EUやWHOからの要望に見合った防護具を可能な限り早い納入を目指す。同社のサプライチェーンの約8割はアジアにあり、現在マスクや防護服、手袋といった防護具をどの工場で生産するかを精査している。加えて、安全性を担保するためにEUと綿密に協議も行っており、供給に時間を要しているという。供給はEUだけではなく全世界に向けて行われる。

 同社のアンナ・ゲッダ(Anna Gedda)=サステナビリティ統括責任者は「コロナウイルスは私たち一人ひとりに劇的に影響を及ぼしており、私たちは多くの他の組織と同様、この異常事態に対して全力を尽くしている。この取り組みは、私たちができ得る支援の第一歩であると捉えている。私たちは皆この状況に共に身を置き、可能な限り力を合わせて取り組まなければならない」とコメントを発表した。

 なお、同社は全世界に5062店舗を展開しているが、7割近い3441店舗が新型コロナウイルスの影響で臨時休業中だ。