ルーヴル美術館から盗まれた王冠の無惨な姿にも驚きましたが、それが「修復可能」なんだからビックリです。もちろん王冠の主要部分は金ですから、溶かせば形を直すことができるでしょう。しかし「再建」や「再製作」ではなく「修復」ですから、地金は溶かすことなく、基本的には形を直していくのでしょうね。
そしてここに学芸員らの専門家はもちろん、「メレリオ(MELLERIO)」「ショーメ(CHAUMET)」「カルティエ(CARTIER)」「ブシュロン(BOUCHERON)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」というジュエラーが集結するというんだから、これまた驚きです。「メレリオ」は独立系ですが、「ショーメ」はLVMH、「カルティエ」と「ヴァン クリーフ&アーペル」はリシュモン、「ブシュロン」はケリング傘下。いずれもヴァンドーム広場もしくはそこからオペラ座につながるラペ通りに店舗を構え、普段はライバルとして火花を散らしている関係性のハズです。その工房長や職人も修復に参加するとは、フランスの歴史に対する想いの強さを感じさせます。
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