ここからは、「WWDJAPAN」の各カテゴリー担当者が注目する新アフォーダブル・ラグジュアリー・ブランドを紹介したい。こちらの記事で列挙した定義に沿ったブランドの多くが掲げる、リアリティーに即した価値観にも注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋です)
「カフネ」| 香港
BRAND PROFILE
創業:2015年
およその価格帯:7万〜9万円
販路:香港、中国本土、台湾、日本、米国、シンガポール、オーストラリアで直営ECを運営。日本では昨年7月にワールドがポップアップを実施
日本の代理店:なし
“意味のないデザイン”は取り入れない
香港発のバッグブランド「カフネ(CAFUNE)」は2015年に誕生した。手掛けるのは、デイ・ロウ(Day Lau)=マネジング・ディレクターとクイーニー・ファン(Queenie Fan)=デザイナー。創業から苦楽を共にした戦友であり、小学校5年生で出会って以来の親友でもある。
「好みのファッションは異なるが、『カフネ』が描くビジョンやデザインは常に一致している。お互いを心から信頼している」。そう語る2人の言葉は力強い。ロウ=マネジング・ディレクターは不動産業界でマーケティングとPRの、ファン=デザイナーは「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」や「コーチ(COACH)」「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」でハンドバッグのデザインの経験を詰んだ。これらのキャリアが合わさり、「カフネ」の基盤になったと語る。
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