ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第106回

化粧品の裏にある農業の現実

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「WWDBEAUTY」5月26日号は毎年恒例のサステナブルビューティ特集です。今年は農業にフォーカスを当てました。農業と化粧品が結びつくイメージを持つ人は多くないかもしれませんが、化粧品原料になる植物を農家が栽培してくれているわけです。今回、特集取材で農家の人たちに話を聞くことができたのですが、現場が抱える問題は、単なる後継者不足で片付けられるものではありませんでした。

農林水産省が公表した「令和5年度 食料・農業・農村白書」によると、農家の申告による耕作放棄地は約42.3万haで耕作地全体の約9.8%を占めていました。耕作放棄地がさらに荒れ、通常の農作業では作物の栽培が困難となった「荒廃農地」の面積は2023年時点で約25.3万ha。今後人口減とともに耕作放棄地、荒廃農地が増えるのは予想にたがわないことでしょう。

今回、特集の取材で耕作放棄地、荒廃農地とも見せてもらったのですが、荒廃農地はかなり衝撃的でした。雑草はもちろん竹や杉が生い茂り、根腐れや風倒も起きており、道なき道を進むような状態でした。そのすぐ手前に自身の畑があると、荒廃農地からの害虫や害獣被害が起きるわけです。耕作放棄地なら隣の農家が自分の畑のために手を加えることができますが、それも限界があるという話を聞きました。

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