多くの人との会話に登場する頻度も増え、それぞれが、さまざまに付き合い始めた感のあるAI、皆さんはどう活用していますか?
私は、ChatGPTの4oをアプリにインストールしています。まだまだ初心者なので「QOLが爆上がり!」というステージには到達できていませんが、それでも色々使ってみると、さまざまなことに気づきます。
比較的多くの人が実践している使い方に「壁打ち」があるのでは?と思っています。私も、ChatGPTには「壁打ち」相手になっていただくことが大半。Googleよりも、はるかに優秀なパートナーです。例えば先週は、「ディオール(DIOR)」が京都・東寺で開催したファッションショーの記事を書くのに際して、「ディオールが1953年に日本で開催したファッションショーについて教えて」と聞いてみました。経緯、内容、そして当時の日本社会やファッション業界に及ぼしたインパクトまで一通り答えてくれるし、追加の質問をすれば深掘りもしてくれます。さすがにその全てを使うことはしませんが、参考になることは間違いありません。最近は、ついに類語辞典を使うことを止め、ChatGPTに頼るようになりました。例えば、「アティチュードの日本語訳を教えて」と言うと、「態度」や「姿勢」「心構え・考え方」「個性・主張・雰囲気」などさまざまな可能性を列挙してくれますが、ここで「もう少し『生き方』とか『信念』『ポリシー』みたいなニュアンスが含まれると良いんだけれど」と返すと、「姿勢」や「生き様」「信念を持った態度」「価値観を体現した在り方」「芯のあるスタンス」などの言葉を選んでくれます。さらに、「デザイナーがイメージした女性像を語る時に発した『アティチュード』を日本語に直したい」と打ち返すと、「その文脈では、『態度』や『姿勢』はやや平面的で、もう少し感情や信念、内面の強さを含む訳が適しています」として、「信念を持った佇まい」「芯のある在り方」「意思を感じさせる姿勢」「生き方を体現したスタンス」「信念を感じさせる雰囲気や佇まい」と言う候補を挙げてくれました。こうした作業の繰り返しは、私の業務には欠かせないものです。
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