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スノーピーク副社長は32歳の若き“3代目” “バランスのいい右脳と左脳”で未来を担う【ネクストリーダー2020】

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 「WWDジャパン」は、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた企画「ネクストリーダー」を実施している。今回で3回目を迎えた同企画の対象者は、ファッションビジネスに関わるあらゆる分野の若きリーダーたち。情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進むネクストリーダー10組を紹介する。

 スノーピークは1958年の創業以来、アウトドア用品の開発を中心に行ってきた。創業者の息子で“2代目”の山井太(現社長CEO)がキャンプ用品を開発すると、車を拠点にキャンプを楽しむ“オートキャンプ”ブームでビジネスを一気に拡大。現在は山井梨沙副社長CDOが“3代目”としてさらなる新規顧客獲得を目指している。同氏はもともとファッション業界を志していたものの、「洋服で文化を作りたい」という思いで2012年に同社に入社。14年にアパレル事業を立ち上げると、現職に就いた現在も地方産地に着目した “ローカル ウェア”や自身の名を冠したブランド「ヤマイ」を企画するなど、洋服や体験を通じてビジネスの裾野を広げている。「代々商売人の家系」と話す山井副社長は、スノーピークをどう導いていくのか。

WWD:副社長に就任した2019年を振り返ってどうだった?

山井梨沙スノーピーク代表取締役副社長CDO(以下、山井):副社長として会社全体を見るようになり、今までの自分になかった視点が生まれた。会社としては海外進出やアパレルブランド「ヤマイ」の立ち上げなどの新規事業にチャレンジし、われわれの目標である“体験価値を提供する”ことがどうすればできるかを、体験事業を掘り下げながら考えた1年だった。1年で出張200日、うち海外60日でほとんど家にいなかったけれど(笑)。

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