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マイケル・コースがヴェルサーチを約2300億円で買収 社名をカプリ ホールディングスに変更

 マイケル・コース ホールディングス(MICHAEL KORS HOLDINGS以下、マイケル・コース)がヴェルサーチ(VERSACE)を21億ドル(約2352億円)で買収した。2017年に現金8億9600万ポンド(約1326億円)で買収したジミー チュウ(JIMMY CHOO)に加えてヴェルサーチを傘下に収めたことを機に、マイケル・コースは社名をカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)に変更する。

 ジョン・アイドル(John Idol)=マイケル・コース会長兼最高経営責任者は「1978年に設立された『ヴェルサーチ』は40年以上にわたってイタリアのファッションラグジュアリーを代表するブランドであり続けてきた。われわれの豊富な財産により、『ヴェルサーチ』は年間売り上げ20億ドル(約2240億円)以上のブランドに成長すると確信している。『マイケル・コース』『ジミー チュウ』に『ヴェルサーチ』が加わったことで、グループの売上高と利益を今後何年間も成長させることができるだろう」と語る。

 一方、ドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)=クリエイティブ・ディレクターは「兄サント(Santo)と娘アレグラ(Allegra)と共に会社を継いでから20年以上が経った。しかしヴェルサーチがファッションと現代文化の両方において強い影響力を保っていることを誇りに思う。ヴェルサーチはアイコンであり、明確なスタイルがありながらダイバーシティーを受け入れ、人々に自身を表現する力を与えている。私たち3人はこの契約によってヴェルサーチが本来の力を発揮できると信じている」と話した。

 ヴェルサーチ買収にあたり打ち出したアジェンダは以下の5つ。(1)売上高を20億ドル(約2240億円)に拡大する(2)ランウエイショーを盛り上げる(3)新店舗100店舗をオープンし計300店舗を運営する(4)ECサイトを強化する(5)現在全売上高の35%を占めるアクセサリーとフットウエアの売り上げ比率を60%まで上げる。なお、買収は19年3月末までに完了予定だ。

 また、カプリに改名することに関して同社は「新社名は、ラグジュアリーの行き着くところとして長く認識されてきたイタリアの島の名前をとった。この島は、2億年をかけて形成されたという3つの岩から成る景勝地があるが、これは3つのブランドが主導するカプリの、時代を超えた伝統と強い基盤を象徴している」と説明している。