ビジネス

マイケル・コースがヴェルサーチ買収間近 2600億円相当で

 マイケル・コース ホールディングス(MICHAEL KORS HOLDINGS以下、マイケル・コース)がヴェルサーチ(VERSACE)を20億ユーロ(約2640億円)相当で買収すると情報筋が明らかにした。この契約は今週中に締結されるが、ヴェルサーチ創業家は現職にとどまるという。

 ヴェルサーチの2016年の売上高は6億8600万ユーロ(約905億円)で、17年に黒字化した。同社の株式はドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)=クリエイティブ・ディレクターが20%、その兄であるサント・ヴェルサーチ(Santo Versace)会長が30%、14年に同社の株を買収したニューヨークの投資会社ブラックストーン・グループ(BLACKSTONE GROUP)が20%、残りはドナテラの娘のアレグラ・ヴェルサーチ・ベック(Allegra Versace Beck)が保有する。今回のことを機に、ブラックストーンは持ち株を売却しようとしているようだ。

 ヴェルサーチ買収間近という報道を受け、マイケル・コースの9月24日の株価終値は前日比8.23%減の66.71ドル(約7404円)となった。同社は17年にもジミー チュウ(JIMMY CHOO)を現金8億9600万ポンド(約1326億円)で買収している。なお情報筋によれば、以前マイケル・コースに投資したサイラス・チョウ(Silas Chou)やローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)ら投資家は今回の買収には関わっていないという。

 マイケル・コースの他、ケリング(KERING)やタペストリー(TAPESTRY)などがヴェルサーチの買収を検討していた。ケリングが初めに相当な額を提示したため、タペストリーなどその他の買い手候補は興味をなくしたとみられる。マイケル・コースは過去数週間ヴェルサーチと独占的に交渉を進めていたという。

最新号紹介

WWD JAPAN

注目高まる新50〜60代市場 “主役世代”の消費はこうつかめ!

「WWDJAPAN」5月10日号は、「注目の新50〜60代市場」特集です。日本女性の過半数が50歳以上となった今、50〜60代は消費の“主役”として存在感を増しています。子育て期などを経て、再び人生を“主役”として謳歌する世代でもあります。そんな50〜60代を「WWDJAPAN」は“主役世代”と命名し、このマーケットに刺さるビジネスを取材しました。3人の“主役世代”女性による座談会のほか、シニアに…

詳細/購入はこちら