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ワコールHD2026年3月期決算は不動産売却により営業利益が6倍 国内は回復基調で「ピーチ・ジョン」は黒字化

ワコールホールディングス(HD)の2026年3期期通期決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年比1.4%減の1715億️1000万円、営業利益が同504.5%増の198億7700万円だった。国内は緩やかな回復基調にありながらも米中の減収が影響し減収になった。営業利益は、新京都ビル等の固定資産売却益(約195億円)が寄与し、大幅な増益になった。

国内ワコールの売上高は、前年並の877億2300万円で、営業利益は新京都ビルの固定資産売却益の計上により同532.7%増の187億9100万円と大幅な増益になった。女性下着では、「ごこち(GOCOCI)」や「ウイング(WING)」に加え、高価格帯「サルート(SALUTE)」の復刻ラインが好調に推移したほか、主軸ブランドの「ワコール(WACOAL)」が回復基調へ転換した。コンディショニングウエアの「CW-X」は、大谷翔平の着用効果もあり、アームサポーターを中心に販売を伸ばした。

海外ワコールの売上高は、同1.8%増の684億6800万円、営業利益は同16.5%増の4億8800万円だった。米国ワコールは、主要取引先百貨店の閉店の影響やECの伸び悩みにより厳しい状況が継続。プラスサイズ市場強化の目的でグラモライズ・ファンデーションズの買収を決定した。欧州ワコールは、25年6月に発生した物流倉庫火災の影響を受けたが、24年に買収したブラビッシモ・グループの売上高が寄与した。中国ワコールは、実店舗・EC共に厳しい状況が継続している。

ピーチ・ジョンの売上高は、同6.4%増の111億4400万円、営業利益は、1億4900万円(前期は2億6600万円の営業損失)と黒字化。コミュニケーション及び商品戦略が奏功し、全てのチャネルで売上高が伸長。定番の“ナイスバディブラ”シリーズが全体をけん引した。

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