個性豊かなデザイナーランジェリーにフォーカスしたイベント「デザイナーランジェリーアーケード(DESIGNER LINGERIE ARCADE)」が7月4~7日、東京・南青山で開催された。モデルインクの主催の同イベントは今回3回目。今までは、各ブランドやセレクトショップがそれぞれブースを設ける会場構成だったが、今回はブランドの垣根を超えてテイスト別に商品を並べるストア形式にした。セレクトECのランジェリー アンド ハー フィルムが輸入販売する「アラクス(ARAKS)」「ベースレンジ(BASERANGE)」「ボダス(BODAS)」などのほか、日本からは「アロマティック(AROMATIQUE)」「ランジェリーク(L'ANGÉLIQUE)」「ユエ(YUE)」がラインアップした。
写真集とリンクした特別展示やトークショーを開催
今回のイベントでは、俳優の前田敦子をキュレーションパートナーに起用した。前田は2月に発売した写真集「ベステ」で、同イベントの参加ブランド「ハーセンス(HER SENSES)」「ベースレンジ」「ランジェリーク」などの下着を着用。イベント会場内に写真集の世界観を表現した特別展示コーナーが設けられ、前田が写真集で着用したランジェリーが展示された。
開幕前日には前田と有馬智子「ランジェリーク」ディレクターが、自分らしさや価値観をテーマにトークセッションを行った。一児の母である前田は、写真集を出すにあたり「自分自身の価値観で、女性であることを誇りに思える瞬間を残したい」と挑戦したと語った。有馬は、「価値観や好きなものは変わらないが、立ち止まらず挑戦を続けることが大切」とコメント。前田は、「写真集で多くのランジェリーを試着して選ぶのが楽しかった。色や形で自分の体の印象が変わる。私はブラジャーで“盛る”のが嫌なのでパッドなしを着用した」と話し、有馬は「見えない部分の美しさを大切にしながらランジェリーを選んでいる」と述べた。
自己表現の一つとして楽しむランジェリーを編集形式で提案
イベントについて前田は、「ランジェリーは大人の楽しみであり、おしゃれでもある。写真集では、プライベートな空間で大人の自分をどう演出するかがテーマで、ランジェリーの役割はとても重要だった。このランジェリーイベントは、私が表現したかったことの延長線だ」とコメント。会場には写真集で採用されなかった写真の展示もあり、前田はイベントでショッピングも楽しんだようだ。「いいものを身につけると自然と余裕が生まれる。その一つとしてお気に入りのランジェリーを選んでほしい」と述べた。
主催者の津島忠章モデルインク社長は、「写真集に関するインタビューを読んで、前田さんがランジェリーをファッションとして楽しみ、自己表現の一つとして捉えていると感じた。このイベントと共通した価値観を持つ彼女と協業することで、より立体的にメッセージを発信できると思った」とコメント。今回からテイスト別のストア形式にした理由は、編集売り場にすることで新しい観点や出合いを生み出すのが目的だったという。「ランジェリーは、ブランドというよりは、個人の感覚や価値観で選ぶもの。そのような空間を作りたかった。こんなショップがあればいいと思ってもらえるとうれしい」と津島社長。前田との協業で、新規客との出会いが生まれ、イベントの回遊率も上がったという。今後は、ブランド数を増やしたり形式を変えたりし、さらにイベントを発展させていくようだ。