マイケル・ライダー(Michael Rider)による新生「セリーヌ(CELINE)」は、初のメーンシーズンとなる2026年春夏コレクションを発表した。7月にお披露目したプレ・スプリングからの継続となる今回のコレクションは、引き続きスタイリングが楽しくなるようなアクセサリーが目白押し。ウィメンズとメンズでデザインを共有するアイテムも多い。
マイケルは、これまでのクリエイティブ・ディレクターたちが手掛けてきたデザインを再解釈しながら新作バッグを提案している。プレ・スプリングに初披露したフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)期の“ラゲージ“をアレンジした“ニューラゲージ“や、エディ・スリマン(Hedi Slimane)期の“ニノ“を横長にアレンジしたデザインは、今回のランウエイにも登場。持ち手部分のレザーストラップをまとめるリング状のパーツをスライドすることで開き具合が変わる大ぶりのバケットバッグは、レザーに加え、アーカイブロゴをプリントしたキャンバスモデルも用意する。
新しい提案としては、マチの広い台形シルエットのファスナー付きショルダーバッグにも注目。スムースレザーから“トリオンフキャンバス、クロコダイルまで多彩な素材使いで、2サイズを展開する。そのほか、小さな“トリオンフ“の金具を配したバナナシェイプのショルダーバッグや、マキシサイズとミニサイズで打ち出すざっくりとしたワンハンドルのバケットバッグ、新色でアップデートした“トリオンフキャンバス“のトート、上部のファスナー開閉と外側の大きなパッチポケットが特徴の縦型トートなど、デイリーに活躍しそうなアイテムを豊富にラインアップしている。
シューズの中心となるのは、エフォートレスに履くことができるフラットシューズ。ジャズシューズ風のデザインから踵を踏んでミュールのようにも履けるスリッポンまでをそろえる。ウィメンズでは、小花の刺しゅうを施した愛らしいデザインも目を引いた。ウエッジソールを配したエスパドリーユやヌーディーなフラットサンダルは、夏らしいアイテム。一方、ウエスタンブーツのような装飾を施したショートブーツもある。
そのほか、ビンテージライクな柄をモダンな配色で仕上げた多様なスカーフや、自由に組み合わせたくなるリングにバングル、ベルトも多数。今季は、自転車用のヘルメットも登場した。