PROFILE: 本田研哉/「アンディス」代表

アンディス
広島市街地にあるビルの2階「アンディス(UNDIS)」のウインドーには「NOTHING IS UNABLE TO DISCOVER(見つけられないものはない)」の文字。足を踏み入れると、約10坪の店内にグラフィックTシャツ、トートバッグ、スニーカーなどと共に、300円の缶バッジやインセンスなどが整然と並ぶ。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)
オタク的知識と経験に
裏付けされた直感の力
「ギリギリ発見できる場所で、服好きの人ばかりが集まる店をしたいと考えた」と本田研哉代表は語る。棚に飾られた「AKIRA」のマンガやフィギュア、キモカワな人形、ジム・フィリップス(Jim Phillips)の“スクリーミングハンド”の本、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)の1990年代のツアーTなどは全て本田代表の私物。カルチャー好きの男子の部屋を覗くような面白さがある。
店名の「アンディス」は「アン(UN)」と「ディス(DIS)」、共に英語で否定を意味する接頭語を組み合わせている。「否定の否定で、肯定を意味している。つまり、いいものはいいということ。地べたに座ってもいいくらい気を使わなくていい感がありつつ、ボロボロな古着であっても清潔感がある。そんなバランスを大事にしている」。
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