ファッション
特集 THE BUYER 20 第8回 / 全19回

「ビショップ」山本慎 ブレない軸があるからこそ、時代性を追求できる【THE BUYER 20】

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PROFILE: 山本慎/ビショップ 商品部部長・バイヤー

山本慎/ビショップ 商品部部長・バイヤー
PROFILE: (やまもと・まこと)大手セレクトショップのバイヤーを経て、2021年「ビショップ」に入社。仕入れ企画として国内外を飛び回り、現場を率いる。自社のコンセプトに沿ったベーシックさや、モノ作りの過程、アイテムの背景を重視したモノ選びが身上 PHOTO : MASASHI ASABA
BSHOP

ビショップ

神戸生まれの「ビショップ(BSHOP)」は“タイムレスな定番品”を軸にしたセレクトショップとして知られ、全国に40以上の店舗を持つ。5月には初の海外店舗をソウルに開いたばかりだ。グループ会社のボーイズが国内総代理店である仏ブランドの「ダントン(DANTON)」や「オーシバル(ORCIVAL)」をはじめ、長く愛されている定番ブランドが多い。商品部の責任者である山本慎さんは「しっかりした軸を持つセレクトショップ」という強みを自覚しつつ、「それに依存することなく、常に時代性を意識してアップデートを重ねてきた」と胸を張る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)

リスクを張って「絶対にこれが良い」

時代性ということで言えば、最近なら「フットワークス(FOOTWORKS)」のレザーサンダルが挙げられる。東京・青山のオーダーメードのインソール工房が作る「機能的な道具としてのサンダル」に先見性を感じて扱いを始めたところ、大きな反響を得た。あるいは気鋭のパンツブランド「ニート(NEAT)」と老舗ジーンズ「エドウイン(EDWIN)」がコラボしたデニムパンツも、組み合わせの妙が話題になった。「ビショップは定番品というブレない軸があるからこそ、新しい挑戦が生きる。バイヤーの仕事は、単なる商品情報以上の意味を商品に吹き込むことだと実感している」と話す。

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